梁が見える、木が見える のんびり感のある平屋

【建築データ】

建築面積:45.59坪(平屋)

本巣市 U様邸インタビュー

―新しい住まいづくりのきっかけは?

 

3 年前、二人目の子ができたので住んでいたアパートでは狭いと思い家を考え始めて、ホームページを見たり、住宅展示場でオシャレなモデルハウスを見ていました。建てるなら梁が見える、柱が見える、木が見える家が良くて、木の家を造る工務店さんを探し始めました。

―どうして大勝建設に?

 

大勝さんは嫁のお父さんの紹介なんです。「上之保デカ木組合」というのが木の家を造っていると聞いて、ホームページを見て、その中でも、「一番イカツイ家を造る」のが大勝さんだと。「じゃあ一番イカツイ所で!」って(笑)

金銭面は心配だったんですけど、大勝さんが上手な提案をしてくれたので、予算の範囲内で問題なくできそうという事で進めました。

大きな赤松の丸太梁があるリビングです。
大きな赤松の丸太梁があるリビングです。

―ここで建てようと思った決め手は?

 

初めて社長に会ったときは、ハウスメーカーの営業マンとは違うなぁって思いました。良い家を造るための話をしてくれて、実際に建てられた家を見せて頂きながら、木の家は夏涼しくて、冬暖かいと教えてもらって。

大勝さんの家を見た時に「これが木の家!こうやって見えとらんと」「この家すごい!」って(笑)。それが決め手です。

現し仕上げの天井は大迫力
現し仕上げの天井は大迫力

―家づくりを振り返って、思い出や楽しかったことは?

 

工事中は材料の量!色々な所の量にビックリで、「見えているところ以外に、内側がすごいことになっとるぞ!」って親父が。例えば床、分厚い板を何枚も使って床を造って、仕上げは無垢板割材なんですけど、一枚一枚手作業で貼って。さらにその下の断熱材の量がすごくて。

基礎の鉄筋の量やコンクリートの量もすごくて、ミキサー車が何台来るの?何トン入れるの?って。

トラックのおじさんに、「何階建てのビル建てるの?」って言われて「平屋ですよ」って言ったら「えー!」って(笑)

奥様こだわりのキッチン。高山市のチェアーと無垢のダイニングテーブルが良く似合っています。
奥様こだわりのキッチン。高山市のチェアーと無垢のダイニングテーブルが良く似合っています。

嫁がキッチンにこだわって、二人で沢山のショールームを見に行きました。

決めたのが「トーヨーキッチン」でタイルもイタリア製。

表面が全部いびつな曲線になってて、一個一個のサイズもバラバラで、光が当たると色々な風に輝きます。

ライトもイタリア製です。

 

色彩鮮やかなイタリア製のタイル
色彩鮮やかなイタリア製のタイル

ソファーとチェアーは高山市の「日進木工」。高山の伝統的な工法で1 本の楢の木を曲木して作って、色違いのところを強度を落とさず繋ぐ。

僕は家具に興味はなかったけど、嫁が「高山の家具を買いたい、どこがいい?」って。だから僕が調べて、説明して、嫁がチョイスして。

間取りも、家相の本やら風通しの本やら読んで、パソコンで嫁と一緒に何十作と作りました。

家具だけじゃなく、間取りも、家相も詳しくなり、いつの間にか僕がこだわった感じになりました(笑)

山で楢の木を植林し、育てた木の中から選別して作られるという高山伝統の家具。
山で楢の木を植林し、育てた木の中から選別して作られるという高山伝統の家具。

―住み心地はいかがですか?

 

光熱費がアパートと比べて圧倒的に安くなりましたね。

アパートは、エアコンが効いて来るまで嫌な暑さや寒さがあるけど、今はエアコンがなくても快適です。

やっぱりこれだけ天井が高いと気持ち良いですもんね。

家の中はかなり涼しいですよ。冬は本当に暖かいし。

 

家事に関してもとても快適ですね。

少しの雨でも干せるように軒の深くい干場があって、外で干せない日はそこと繋がるランドリールームに干せるようになってるんです。

風呂→洗濯機→干場となっていますので、脱いだら洗濯機に入れて、翌朝外に干すだけという動線でとても便利です。

お風呂→洗濯→干す→外干の家事動線が便利 朝の支度もほとんどがここでできるそう
お風呂→洗濯→干す→外干の家事動線が便利 朝の支度もほとんどがここでできるそう

それと人が来るようになりました。

これだけ広いのでのびのびできるし、2、3 組来ててもそれぞれの空間で別々にしゃべっていたり。

気楽で来やすいみたい。

皆1 回目に「わーー!」ってなります(笑)

小上がりやダイニングで飲んでても、広いリビングで子どもたちが遊んでくれるので寛げます。

広さがなかったら、飲み物も食べ物もしっちゃかめっちゃかになってますもん(笑)

夫婦こだわりの一段上げた畳コーナー。一段上げた畳スペース。畳の生活、床の生活を分けられて良いそう
夫婦こだわりの一段上げた畳コーナー。一段上げた畳スペース。畳の生活、床の生活を分けられて良いそう

子どもが一番楽しんでいると思います。

男の子ばかり3 人いますが、歩行器に乗ってぐるぐる走り回ってましたし、小上がりの下の引出しには大量のおもちゃがあるので、戦隊ごっこしたり。本当に理想通りの家になりました。

開放感抜群の天井は、木組みの伝統技術の結晶です
開放感抜群の天井は、木組みの伝統技術の結晶です

―これから家づくりをお考えの皆さんへ

 

ハウスメーカーの人工の家にお金を払うなら、こういう注文住宅の木の家を造った方が、満足度は大分違うと思います、本当に。

人工的なクロスや接着剤に囲まれてるより、自然の漆喰や木に囲まれていた方が気持ちがいい。空気が違います。

大勝さんは、職人さんの技術がすごいですよね。

手刻みで1本1本材料を作っているとか。こういう技術を職人さんが職人さんに伝えて、もっと育ててほしいです。

この小上がりにゴロンってすると、温泉の休憩所みたいで、天井が高くて、良い曲がりの丸太が見えて、のんびり感があって。

本当にこの家は気持ちがいいです。造って頂いてありがとうございました。